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スキップフロアーの家 「廿日市市A邸」
スキップフロア 注文住宅

投稿日:2008年11月22日, 更新日:2018年2月2日, 閲覧回数:10,520 回, このエントリーをはてなブックマークに追加

1.建築概要




  • 用途・延べ床:住宅・127.53㎡(38.5坪)
  • 構造・規模:木造(在来工法、耐力合板張り、通気工法)・2階建て
  • 設計・監理:AAP建築設計事務所
  • 建築手法:建設会社一括請負方式

 

仕 様

  • 外 壁:ジョリーパット
  • 屋 根:ガルバリウム鋼板瓦棒(縦ハゼ葺き)
  • 床:ヒノキ無垢・集成フローリング(厚15mm)
  • 壁:ビニールクロス貼り
  • 断熱材 :ロックウール(厚50~100mm)

2.建築するまでの過程:『ホームページからのお問い合わせでした』

家づくりのきっかけは、ホームページからお問い合わせのメールをいただいたことでした。

そこで、私の設計した別のお客様のご自宅を見学していただき、イメージが近いことを確認。

その後、現地調査とプレゼンテーションを行うことになりました。

事前に概要をお聞きしていましたが、敷地には問題が・・

まず敷地内には高低差が1Mほどあり、建築できるスペースも限られていました。そのため、駐車スペースの配置も限られ、隣地との境界線についても協議が必要でした。

3.敷地の高低差を活かした『スキップフロアー住宅』

ご要望の間取り、スペースの確保を思考しながら現地調査を行った時点で、敷地の高低差を利用した「スキップフロアー」が頭に浮かんでいました。

ただ特殊な工法だけに、受け入れていただけるか?不安はありました。

 施主は他に何社か建築の相談をされていましたが、敷地の高低差にまたがって家を建てる「スキップフロアー」を提案されたのは初めてと言うことでした。

面白いと感じていただいたのか、いろいろと興味深く質問をされ、私の心配をよそに施主の反応は上々のようでした。

その翌日、お任せするとのお返事をいただき、スキップフロアーへの挑戦が始まることとなりました。

4.建築上のこだわり:『開放&閉塞』 『内に開いて外部に閉じる』

ご要望の中に「断熱」と「外部からの視線はなるべく遮りたい」という項目がありました。

そこで窓の位置などには配慮しています。

5.苦労したのは:『高さ設定』です。

3つある階段の高さをそろえるために、階の高さを調整しなければいけません。ただし、それぞれ部屋の高さの確保も必要。高さ調整には、頭を使いました。

6.建て主の感想:『思ったより光熱費が・・』

オール電化住宅ですが、夏の電気代が8000円程度とか。

断熱性能の良いサッシとガラス、また断熱材も性能アップの商品を使用した効果が表れているようです。

関連記事:広島テレビ「ライフノート」にて放送(2005/9)


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区分施工例 > 住宅
掲載日2008年11月22日
更新日2018年2月2日
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